彼の父親が精神分裂病で入院したことがあるという理由で父が結婚に反対します

二十三歳のOLです。彼のことでおたずねいたします。彼は、県外の一流企業に勤めるサラリーマンで二十七歳です。彼とは、大学時代に知り合い人格もいいし、尊敬もしています。そして最近彼からプロポーズを受けました。両親に話して、彼の家のことを調べると、彼のお父さんが、以前精神分裂病で入院していたそうです。私は彼について行きたいのですが、両親が反対します。私は、最近、結婚とは両親に祝福されて行なうのが理想的だと思いますし、両親の意見も一応もっともだと思います。それで、こういう精神病はどの程度遺伝するものでしょうか。もし将来彼にもしものことがあったらと思うと、一時の感情におぼれて、ここで結婚するのもよくないのではないかと思います。そうかといって、彼のことを思い切るのもなかなかできそうにありません。

〈回答〉精神分裂病は、精神病の中で非常に重要な位置を占めている疾患ですが、それにもかかわらず、この病の真の原因は、こんにちなお完全に明らかにはなっていません。現在、純粋に生物学的要因によるとする見解、反対に心因論的に承る見解、両者の並存と承る見解、あるいは心身症の一種とみる見解などが入りまじっています。遺伝的要因を無視するわけにはいきませんが、しかし、それのみで発病するものではなく、環境的要因との複雑なからみ合いによって発現に至るものと考えられます。さらに、一口に精神分裂病と言っても、その種類・症状は多種多様です。軽度なもの、重症のものもあれば、境界線にあるもの、分裂病様の反応をある期間、呈するものもあり、文字どおりさまざまです。

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