結婚を考えている女性の父親に不良だからと反対されました

盛り場の喫茶店に勤める二十四歳の独身男性。私の目標は喫茶店とスナックの経営で、店をもつまでは結婚すまいと懸命に働き、資金もかなりたまりました。でも恋はなんとやらで、去年秋からある女性と知り合い、お互い結婚を考えるようになりました。ところが、先日、彼女が泣いて電話してきて、父親が「あの男は不良だからやめろ」と私のことを言ったらしいのです。彼女の父は警官です。そういえば私は、深夜帰宅を急いでいて何回も警官に不審訊問されたことがあります。閉店は夜の十一時ですが、店を閉めて出るのは、どうしても十二時ごろ。盛り場は客の引けどきなのでゴッタ返していますが、歩き出すと深夜の町、警官はブルゾン、ジーンズ姿の私が不審に見えるのでしょう。その中に彼女の父がいたのかも……。それにしても、それで不良と言われては私も腹が立ちます。

〈回答〉「腹が立つ」という気持ちもわからないことはありませんが、カッカとするようでは、精神構造が幼いと称さざるを得ません。もしあなたが、彼女を本心から愛しており、彼女との結婚を本気で望んでおいでなら、ここはいちばん”おとな”の度量と分別を発揮すべきです。まず第一に、彼女の泣きながらの訴えを大きく包んであげること。いっしょになって興奮
し、「不良とは心外だ」と憤ったり、「お父さんはひどい」と非難したりしたのでは、最低です。そうではなく、「だいじょうぶだよ」と優しく受容して彼女を安心させ、「二人で心を合わせ、手を取り合って、結婚に向かって進もう」と雄々しく快活にリードすることが肝要です。そうしてこそ、彼女はあなたを「頼もしい人」と仰ぎ、いっそうの信頼と敬愛をいだいてくれようというものです。

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